ウッドワン美術館 ミュージアムコンサート

ベース中野カさんとのDUO。
「愛しきものの情景展」では、家族や近しい人たちへの慈愛・日々の暮らしを慈しむ思い・動物たち・故郷を愛する思い、、、といったテーマで約70点の作品が展示されています。
そういった作品から我々が感じた事を、展示されている館内で音で表現する、という面白いコンサート。
中野力さんと事前に作品を見に行って、イメージを膨らませた上で臨みました。
美術作品や作家についての特に詳しい知識があるわけでもないので、そこは直感で。
変に知識から入るよりその方が正直なことができます。
展覧の最初は「母子」がテーマになっており、その中の、友安一成作「母子像」からは、母親の優しい瞳の中にも強さや逞しさを同時に感じ、そのようなイメージを音に乗せた上での「A Child is Born」を。
そして、川で泳いだ後であろう子供達の楽しそうな姿を描く林功作「河童」に絡めての、中野力オリジナル「Little Smile」。
村上裕二作「遠都の子」は、遠い国の子供2人が並んで佇むグレー調な色彩の作品。その絵を見た中野力さん、「これは河村君のセカンドアルバムのAll The Things You Are だー。」と。アレンジのサウンドの雰囲気もグレーな色彩と調和するし、絵は子供達が描かれており曲はいわゆるラブソングなのですが双方の根底には今回のテーマである「愛しきもの」があり、直感で選んだが故の調和が感じられた面白い「絵と音のハーモニー」に。
「愛しきもの」には、故郷の風景を描いたものもあります。そこで各自一曲ずつ、そのイメージでのソロ演奏も。
僕は、ソロライブで時々やってる、タイトルはまだ決まってないけど「生まれ育った岩国での懐かしい感じ」を無伴奏で紡ぐ曲を。中野力さんは出身地、音戸の漁師が歌う「音戸の舟唄」を弾き語りでソウルフルに。 画家が表現したものにこちらがアジャストするのではなく、画家が表現をしたその根底にあるものを自分に置き換えた上での音での表現、といったところでしょうか。
そして、与勇輝作の人形「おつかい」。戦後時期のいでたちのような少女が風呂敷包みを抱きかかえておつかいに出かけてる様子を表現した作品なのですが、目や表情、佇まい、、今にも動き出しそうで、人形の周りにも景色が浮かんできそうで、僕はとてもお気に入りの作品。そこで、「おつかい」という曲を作って披露することに。
戦後のおつかい具合は僕はリアルには知らないので、変に取り繕うことはせず、自らのおつかいシーンを音にしてみました。行き先は、よく五右衛門風呂の燃料を買いにも行ってた大西商店。ちゃっかりお菓子を買うのも忘れません(笑)
そして最後は、南薫造作「二人の少女」を二人が両サイドから眺めつつの即興演奏、題して「愛しきものの情景」。対照的な二人の少女が描かれた作品が魅せる一つの世界に対照的な楽器同士で更に音を乗せてみる、といったような試みでした。
館内に用意されていた座席が埋まるほどにご来場いただけ、皆さんインスピレーション湧かせて聴いて下さって、本当に嬉しかったしやりがいのあるコンサートとなりました。感謝です!
そして、このようなコンサートを企画してくださいましたウッドワン美術館の皆様、ありがとうございました!私信ですが、つっちーもありがとう(^ ^)
「愛しきものの情景展」、12月23日まで続きます。皆様も是非いかれてみては!
ウッドワン美術館

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